Granma to tact グランマから、タクトへ
Granmaというひとつの時代があった。
由来は定員12名のディーゼル駆動の、ある船の名前。
82名が乗り込んでキューバ上陸を目指した。
そこに2年後には革命を成功させるカストロとゲバラがいた。
キューバ革命の志士たちを乗せたクルーザーの名前を引っ提げ、
2009年に設立されたGranmaは一体何をしようとしていたのか?
Granmaが行った事業は、いわゆるBOPビジネスで多岐にわたる。
- 遠隔医療デバイスの開発および普及
- 自立分散型再生エネルギーユニットの開発および普及(10万台の供給)
- 女性の生理用ナプキンの自立生産システムの改良
- 伝染病の予防を促す蚊帳の流通システムの構築
これらを当時途上国と言われたアジア8ヶ国にて実施した。
エポックメイキングだったのは『世界を変えるデザイン展』
東京ミッドタウン・デザインハブで2010年に行われた。
Granmaを通じて巻き起こった最も大きな価値は、携わった人たちの「精神性 / カルチャーの培養」だった。
頭で考えたら絶対やらない方がいいことを、先陣切って突き進んで、みずからやりにいくのがGranmaっぽさ。
無理難題に取り組んでいく中で、タガが外れて自分の能力を飛躍的に伸ばした人たちがたくさんいた。
マス的な世の中の動きに対してのカウンターとして仕事を引き受け、その副産物として精神性 / カルチャーが生まれたといえる。
このカルチャーをさらに耕し、発信することがマーケット自体に対してのカルチャリングにもなっていく。
Granmaからtactへの移行で新たに取り組んでいくことは、その領域に入っていく。